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蜜柑

芥川龍之介

重苦しい汽車の中で目にした、冬の夕暮れの鮮やかな光景。疲れた心に一瞬の明るさが差す短篇。

冒頭の一文

或曇った冬の日暮である。私は横須賀発上り二等客車の隅に腰を下して、ぼんやり発車の笛を待っていた。

読書の目安

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作品情報
底本
蜘蛛の糸・杜子春新潮文庫、新潮社
入力
蒋龍
校正
noriko saito